第84回日本公衆衛生学会総会でシンポジウム「小規模自治体における持続可能な高齢者にやさしいまちづくりのエビデンスと実践」を開催しました!

10/29-31、グランシップ(静岡県静岡市)で開催された第84回日本公衆衛生学会総会シンポジウム「小規模自治体における持続可能な高齢者にやさしいまちづくりのエビデンスと実践」に井手特任助教が登壇しました。

◆詳細(敬称略)

シンポジウム

10 月 29 日(水) 11:20~12:50  第 6 会場(908)

小規模自治体における持続可能な高齢者にやさしいまちづくりのエビデンスと実

座長:辻  大士(筑波大学)

鄭  丞媛(新見公立大学)

タイトル・演者

「高齢者にやさしい社会環境に関するエビデンスと実践」

井手 一茂(千葉大学予防医学センター健康まちづくり共同研究部門)

「高齢者にやさしいまちにおける物理環境のエビデンスとデザイン」

花里 真道(千葉大学予防医学センター 健康都市・空間デザイン学)

「神奈川県における高齢者に優しい地域づくりに向けた取組と多機関連携」

曽我部勇貴(神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室国際戦略グループ)

熊澤大輔(神奈川県立保健福祉大学)

「高齢になっても住みやすい森町を目指して」

内山紗央里(森町福祉課地域包括支援センター係)

指定発言者:木村美也子(昭和女子大学)

 

まず、座長の辻先生より、世界保健機関(WHO)が提唱するAge-friendly city(AFC:高齢者にやさしいまち)のコンセプトをふまえ、本シンポジウムの企画趣旨を説明頂き、各シンポジストにプレゼン頂きました。

 

まず、井手特任助教より、通いの場を中心に社会環境に関するこれまでの研究の蓄積について発表いたしました。

 

次に、千葉大学の花里先生にAFCの物理的環境に関するエビデンスと実践について紹介いただきました。

 

WHOのAFCグローバルネットワークに日本から唯一のアフィリエイトとして参加する神奈川県庁の曽我部氏より、神奈川県におけるAFCの取組事例と多機関との連携についてお話しいただきました。さらに、連携機関の1つである神奈川県立保健福祉大学の熊澤先生からもWHOの協力センターとしての取組などの話題提供を頂きました。

 

最後に、地元静岡県より森町の内山氏に森町での取組事例を紹介いただき、遠州もりことばージョンのラジオ体操第一を会場のみんなで実践しました。

ラジオ体操第一 遠州もりことばージョン

https://youtu.be/sTMK1ZWm1tQ?si=euPbrOasJt2p9e1P

 

そのうえで、指定討論者の昭和女子大学の木村先生からの質問を軸に、「持続可能な高齢者にやさしいまちづくり」について、それぞれの立場から議論いたしました。

 

持続可能な高齢者にやさしいまち、という壮大なテーマでしたが、最後に座長の鄭先生より今回のシンポジウムでの発表、ディスカッションをもとに、今後さらに高齢者にやさしいまちづくりを進めていこうという情熱的なまとめを頂き、無事にシンポジウムを終えました。

 

今回のシンポジウムはこれまでの共同研究の中で、ご一緒してきた方々と登壇することができ、改めて素晴らしい活動やその活動に対する思いを聞くことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。会場に入りきらないほどの超満員の熱気溢れる会場で交わした議論は忘れられない貴重なものになりました。

登壇いただいたシンポジスト、指定討論者のみなさま、学会事務局のみなさま、運営にあたりサポート頂いた愛知淑徳大学渡邉先生、千葉大学のLINGLING研究員、竹内由夏技術補佐員、事務員の伊野宮さん、都築さん、木之村さん、富樫さんありがとうございました。

本シンポジウムでは鹿島学術振興財団の研究助成を受けて実施した成果を発表いたしました。記して深謝いたします。

シンポジウム大成功!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です